皆さん試験勉強は進んでいますか?
3学会合同呼吸療法認定試験は出題範囲がかなり広く、
過去問題も回収されてしまうので、試験勉強がものすごく大変です。
そんな呼吸療法認定士を目指して勉強している皆さんに岡井が伝えたい勉強法を紹介します。
試験勉強の心構え
呼吸療法認定士を目指して勉強されている方は高いモチベーションを持って勉強されていると思います。
試験に合格し、呼吸療法認定士として恥ずかしくない様、たくさんの知識を身につけられている事でしょう。
しかし呼吸療法認定士は試験に合格する事がゴールではなく、合格してからがスタートです。
試験までに呼吸に関する全てを理解しておく必要はないのです。
試験勉強は試験に合格する為の勉強をしておきましょう。
もちろん今の内から基礎知識を固めておくことは重要ですが、
臨床現場で呼吸療法認定士として活躍する為にはまずは試験に合格し、
様々な症例を経験してからでも遅くはありません。
認定テキストの中から試験に出る箇所のみにターゲットをしぼって勉強する
あの分厚いテキスト全てを覚えるには膨大な時間が必要です。
試験に合格する為の勉強法においてはテキスト全てを覚える必要は全くありません。
毎年の試験に実際に出された箇所のみを覚えておけばOKです。
ではテキストの中から試験に出る箇所はどこなのか?
それは青本や再現問題集に載ってある問題です。
呼吸療法認定士の問題集はよく出来ていて、問題集で取り上げられている問題は、実際の試験でもほぼ出題されています。
そしてその問題の答えはテキストに必ず載っています。
テキストから答えを探し出して(すぐに見つかるハズです)、その箇所をマーカーで印を付けておけば、覚える必要があるところ・ないところが明確になってきます。
特に試験問題ではテキストの中から表でまとめられている箇所がよく出題される傾向にあります。
テキストの中には表がたくさんありますが、問題集で出題されている設問に関する表はなるべく覚えておきましょう。
オススメ問題集
![]() |
問題集の答えを覚えただけでは、おしいところで正解を選べれない
実際の試験問題は、問題集で練習した問題とほぼ同じ内容が問われてきます。
ただし、問い方を若干変えてきます。
例えば問題集で次の様な問題があったとします。
【問】急性呼吸不全の全身合併症として正しいのはどれか?
1.左心不全
2.右心不全
3.CO2ナルコーシス
4.急性腎不全
5.DIC
A 1・2・3、 B 1・2・5、 C 1・4・5、 D 2・3・4、 E 3・4・5
正しいものは1・4・5なので答えはCです。
同じ内容の問題が試験で出題されたとすると、次のように出題される場合があります。
【問】慢性呼吸不全の全身合併症として正しいのはどれか?
1.左心不全
2.右心不全
3.CO2ナルコーシス
4.多血症
5.DIC
A 1・2・3、 B 1・2・5、 C 1・4・5、 D 2・3・4、 E 3・4・5
今度は正しいものは2・3・4なので答えはDです。
設問の内容は似ていますが、問題としては急性呼吸不全から慢性呼吸不全の合併症を聞いてくる形に変えられています。
実はこの問題はテキストの「呼吸不全の全身合併症」の表に、急性も慢性もまとめられています。
問題集の答えだけを覚えたのでは、見覚えのある問題が出ても正解を選択することは出来ません。
答えをまる覚えするのではなく、設問1つ1つが◯なのか☓なのかをしっかりテキストを見ながら勉強しましょう。
コチラの記事にも練習問題を載せていますので、是非チャレンジしてみて下さい。
コメントを残す