【過去問】心電図検定1級の過去問を考察と併せて再現します。

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みなさんこんにちは、こんばんは!

先日2021年度 第7回心電図検定が開催され、私は今回初めて1級を受験してきました。

心電図検定1級は公式に販売されている対策教材や問題集が無いため、試験勉強がしにくく大変でした。

今回はDiscordと言う心電図のコミュニティに参加しているみんなの協力のもと1級の過去問をまとめてみたので、次回以降1級にチャレンジされる方、復習をしたい方は参考にしてみてください!

また2級を受けられる方も、1級レベルの問題がいくつか出題されるので是非チェックしておいてください。

(※長文記事になりますので、出来ればPC画面で閲覧してください。目が疲れます。)

1級を初受験した感想

心電図検定1級

まずは、心電図検定1級を初受験した感想を残しておきたいと思います。

率直な感想としては、難しさ70%、楽しさ20%、緊張10%でした。

難しい問題は確かに難しい。すごく悩む。2:1ブロックなのか、PACなのか。全く知らない言葉も出てきた。選択肢も2つまでは絞れるけど、どっちか選べない。などなど。
 
 
1問1分のペースで解いていく作戦の方が多いかと思いますが、私は10問15分のペースで解いていく作戦で臨んでいました。(50問を75分で解いて見直しに使える時間が15分という作戦です。)

それでもけっこうギリギリで、50問解き終わり、見直しに使える時間は残り7分ほどでした。

試験前、自分では「もうかなり十分勉強したぞ。これ以上何をやればいいって言うんじゃい!」と思うくらいの自信がありましたが、実際に試験が始まってしまえばその自信はだんだんと消沈していきました。
 
 
ただし、問題文・心電図波形・選択肢をみて、1発診断できる問題も意外に多かったです。

「1級なのにカンタン過ぎでは?」と逆に疑ってしまい、確実に点をとる為に1つ1つの選択肢を除外する事に時間を使ってしまったことは勿体なかったなぁと思います。

カンタンな問題とめっちゃ難しい難問がそれぞれバランスよくやって来るので、さて次の問題はどんな問題かな〜♪と試験自体を楽しむことも出来ました。
 
 
ダラダラと書いてしまいましたがここで少しまとめると、心電図検定1級は、

・どれだけ勉強して臨んでも、それを超える難問がいくつか用意されている。
・1発診断できるカンタンな問題も意外に多い。
・ペース配分を間違うとエラいこっちゃ。
・次にどんな波形が出て来るのかワクワクもする!

こんな印象でした。
 
 

心電図検定1級の出題傾向

次に第7回心電図検定1級で出題された問題の傾向を振り返りたいと思います。

以下に、どんな問題が何問くらい出題されたのかをまとめました。

(※1級の出題数は50問ですが、「正しいものを2つ選べ」という問題や、分からなかった問題もいくつかあるので、数が合っていないかも知れませんが、だいたいこんな感じです。)
 

第7回心電図検定1級出問題

心電図電極つけ間違い 1問
AVブロック(脚ブロック等含む) 7問
不整脈源性右室心筋症 1問
電解質異常 1問
心筋梗塞部位を求める問題 7問
小児関連 2問
心房期外収縮 5問
SVT(AT / AF / AFL /PSVT) 3問
QT延長症候群 2問
ペースメーカー関連 3問
Pseudo VT(偽性心室頻拍) 3問
急性心膜炎 2問
J波症候群(早期再分極症候群) 3問
SVT or VT(起源同定含む) 3問
よく分からない疾患の問題 1問
心室期外収縮 1問
ジギタリス中毒 1問
副収縮 1問
心房性調律異常(洞不整脈 / 房室接合部調律など) 2問
先天性心疾患 1問
WPW症候群(デルタ波やケント束部位同定) 5問
Brugada症候群 1問
たこつぼ心筋症 1問
 
こうして振り返って見てみると、AVブロックや脚ブロック、心筋梗塞部位を求める問題、心房期外収縮の関与する問題の出題数が多いですね。
 
 
WPW症候群は、実際にはデルタ波を読み解く問題が多かった印象です。

ケント束の部位を同定する問題は1問だけでした。

WPW+AFのPseudo VT(偽性心室頻拍)の問題も2問ほど出題されていたと思います。
 
 
上記の「よく分からない疾患」とは今回は、「アカシジアで通院中の女性ー。」という問題でした。

アカシジアとは何なのか、勉強不足な私には分かりませんでしたが、この問題の波形は明らかな筋電位を認めていたので、病態として振戦のある疾患なのかな?と予想して回答する事ができました。
 
 
先天性心疾患の問題はASD(心房中隔欠損症)が出題されました。

典型的なASDの波形に近く、他の選択肢も間違いであることが明確だったので、消去法としても迷わず回答できていたと思います。
 
 
試験前、「1級では副収縮の問題が毎年必ず1問は出題される!」というツイートをしていたのですが、今回ホントに出ました!(笑)

副収縮については、本当に毎年1問は出題されるのかも知れませんね。
 
 
ほとんどの問題は、「正しいものを1つ選べ。」の問題ですが、その他に、

「誤っているものを1つ選べ。」の問題が2問。

「正しいものを2つ選べ。」の問題が9問。

2枚の心電図波形を提示してくる問題が4問。

3枚の心電図波形を提示してくる問題が1問ほど出題されていました。
 
 

心電図検定1級の過去問

ではここからは、第7回心電図検定1級で出題された問題を再現していくつか紹介していきます。

とは言っても実際の心電図波形はありません。

全ての問題の心電図所見、選択肢、問題文を完璧に暗記して再現しているわけでもないので、記憶が曖昧だったものは実際の試験に近づけてアレンジしています。

また選択肢は順不同ですし、覚えてないものは空欄となっています。

さらに「回答」としている箇所も正答ではない可能性がありますので、それらの点を踏まえてあくまで参考例として見てください。
 
 
 
【No.1】
問題文:20歳男性。整形外科での手術前の心電図を示す。心電図電極のつけ間違いとして正しいものを1つ選べ。

所見 :12誘導心電図、四肢誘導は正常、胸部誘導でV4とV5の移行帯のみが逆転している。

選択肢:①左右の上肢 ②V2とV3 ③V3とV4 ④V4とV5 ⑤V5とV6 

回答 :④
 
 
【No.2】
問題文:68歳男性。ふらつきがあり受診した。心電図で正しいものを1つ選べ。

所見 :12誘導心電図、洞調律、左軸偏位、完全右脚ブロック、など。

選択肢:①右脚ブロック+左脚前肢ブロック ②右脚ブロック+左脚後肢ブロック ③三束ブロック ④2度房室ブロック ⑤完全左脚ブロック

回答 :①
 
 
【No.3】
問題文:80歳男性。健康診断で心電図異常を指摘された。10年前に心室頻拍に対しICDを埋め込まれている。正しいものを1つ選べ。

所見 :12誘導心電図、洞調律、V1〜V3でイプシロン波と陰性T波。

選択肢:①Burugada症候群 ②QT延長症候群 ③不整脈原生右室心筋症 ④ ⑤

回答 :③
 
 
【No.4】
問題文:70歳男性。腎臓病で通院している。心電図所見で正しいものを1つ選べ。

所見 :12誘導心電図、典型的な高Kの波形。

選択肢:①高カリウム血症 ②低カリウム血症 ③高カルシウム血症 ④低カルシウム血症 ⑤低マグネシウム血症

回答 :①
 
 
【No.5】
問題文:63歳男性。健康診断時の心電図で正しいものを1つ選べ。

所見 :12誘導心電図、洞調律、Ⅱ,Ⅲ,aVFで異常Q波、Poor r progression、Ⅰ,aVLで陰性T波。

選択肢:①不安定狭心症 ②陳旧性前壁梗塞 ③陳旧性下壁梗塞 ④陳旧性側壁梗塞 ⑤陳旧性後壁梗塞

回答 :②
 
 
【No.6】
問題文:63歳男性。動悸症状があり受診。心電図で誤っているものを1つ選べ。

所見 :12誘導心電図、脚ブロック、心室期外収縮、など。

選択肢:①脚ブロック ②心室期外収縮 ③心房期外収縮  ④ ⑤

回答 :③
 
 
【No.7】
問題文:心電図所見で正しいものを1つ選べ。

所見 :P on TのBlocked PACの波形。

選択肢:①洞房ブロック ②2:1AVブロック ③心房期外収縮 ④ ⑤

回答 :③
 
 
【No.8】
問題文:90代男性。胸痛があり受診した。胸痛時と3日目の心電図を示す。正しいものを2つ選べ。

<胸痛時>:洞調律、完全右脚ブロック、V1〜V4で著明にST低下、V5,V6でST上昇、Ⅱ,Ⅲ,aVFで軽度ST上昇、Ⅰ,aVLでST部分変化なし。

<3日目>:洞調律、完全右脚ブロック、ST変化は全て改善、V6で異常Q波。

選択肢:①右脚ブロック ②急性下壁梗塞 ③急性後側壁梗塞 ④急性前壁梗塞 ⑤

回答 :①と③
 
 
【No.9】
問題文:ペースメーカー植え込み後の心電図を示す。ペーシング部位として最も正しいものを1つ選べ。

所見 :12誘導心電図、左脚ブロック型、Ⅱ,Ⅲ,aVF,V1で下方軸。

選択肢:①右室心尖部 ②右室中隔 ③左室前壁 ④左室側壁 ⑤左室下壁

回答 :②
 
 
【No.10】
問題文:ペースメーカー植え込み後の心電図を示す。正しい組み合わせを1つ選べ。

所見 :AS-VP、PQ短縮とデルタ波、など。

選択肢:①心房センシング+心室ペーシング ②心房ペーシング+心室ペーシング ③心房細動+心室ペーシング ④心房センシング+心室センシング ⑤心房ペーシング+心室センシング

回答 :①
 
 
【No.11】
問題文:動悸症状あり受診。心電図波形から正しいものを2つ選べ。

所見 :Pseudo VTの波形(RR不正でwide QRS、QRSの形は様々。デルタ波あり。)

選択肢:①心房細動 ②心房粗動 ③心室細動 ④心室頻拍 ⑤WPW症候群

回答 :①と⑤
 
 
【No.12】
問題文:PSVTのABL術後に胸痛が発生。入院時と胸痛時の心電図を示す。正しいものを1つ選べ。

<入院時>:洞調律、正常。 
                                       
<胸痛時>:広範囲ST上昇、aVRでST低下とPR上昇、ST上昇がConcave型ではないものもあった。典型的な心膜炎の波形。

選択肢:①急性前壁中隔梗塞 ②急性下壁梗塞 ③たこつぼ心筋症 ④急性心膜炎 ⑤Brugada症候群

回答 :④
 
 
【No.13】
問題文:25歳男性。VF後に蘇生された。蘇生後の心電図波形から最も考えられるものを1つ選べ。

所見 :12誘導心電図、洞調律、下壁と側壁で著明なJ波あり。四肢誘導及びV3,V4でフィッシュフック型のConcave型ST上昇、V4のJ点×4<T波高。

選択肢:①Burugada症候群 ②QT短縮 ③先天性QT延長症候群 ④WPW症候群 ⑤J波症候群

回答 :⑤
 
 
【No.14】
問題文:心筋梗塞の責任血管として最も考えられるものを1つ選べ。

所見 :12誘導心電図、Ⅱ,Ⅲ,aVFでST上昇、Ⅰ,aVLでST低下(鏡像変化)、Ⅲ>ⅡのST上昇、V1,V2でCoved型ST上昇。

選択肢:①右冠動脈近位部 ②右冠動脈遠位部 ③左冠動脈主幹部 ④左前下行枝 ⑤左回旋枝

回答 :①
 
 
【No.15】
問題文:心電図所見で正しいものを1つ選べ。

所見 :Narrow QRS regular tachycardia、単相性R波、など。

選択肢:①変行伝導を伴うAFL ②変行伝導を伴うAT ③心室中隔起源VT ④心尖部起源VT ⑤

回答 :③
 
 
【No.16】
問題文:22歳女性。繰り返す失神発作あり。心電図所見から最も考えられるもをの1つ選べ。

所見 :12誘導心電図、洞調律、J波あり。

選択肢:①WPW症候群 ②QT延長 ③QT短縮 ④早期再分極症候群 ⑤Brugada症候群

回答 :④
 
 
【No.17】
問題文:1歳8ヶ月の男児。38度の高熱、発疹、充血あり。心電図所見で正しいものを1つ選べ。

所見 :12誘導心電図、HR100程度、前胸部誘導でR波が立っており、V1〜V3くらいまで陰性T波。

選択肢:①正常 ②心室内伝導障害 ③QT延長症候群 ④冠性T波 ⑤

回答 :③
 
 
【No.18】
問題文:16歳男児。動悸症状あり。洞調律時の心電図から最も考えられるものを1つ選べ。

所見 :12誘導心電図、洞調律、左側Kentの顕性デルタ波あり。

選択肢:①AF ②AFL ③AVRT ④AVNRT ⑤VT

回答 :③
 
 
【No.19】
問題文:アカシジアで通院中の女性。心電図から当てはまる所見を2つ選べ。

所見 :HR90前後の左脚ブロック型波形、四肢誘導では先行するP波がハッキリしないが、胸部誘導で先行するP波らしきものを認めた。一拍のみの異なるwide QRSあり。筋電図あり。

選択肢:①洞頻脈 ②心房細動 ③心房粗動 ④心室期外収縮 ⑤筋電図

回答 :④と⑤
 
 
【No.20】
問題文:55歳男性。動悸症状がありATP20mG静注を行った。3枚の心電図から最も考えられるものを1つ選べ。

所見 :洞調律時、動悸時、ATP20mg静注時の3枚の心電図が示されている。

<洞調律>:正常洞調律(デルタ波なし)。

<動悸時>:HR150前後のnarrow QRS regular tachycardia。

<ATP静注>:頻脈は停止せず、RRが伸びたところに鋸歯状波を認める。

選択肢:①AF ②AFL ③AT ④VT ⑤

回答 :②
 
 
【No.21】
問題文:心電図所見から正しいものを1つ選べ。

所見 :モニター心電図、wide QRS singleがぽつぽつあって、連結期はバラバラ、wide QRSは等間隔に出現。典型的な副収縮の心電図。

選択肢:①副収縮 ②2段脈 ③完全房室ブロック ④ ⑤

回答 :①
 
 
【No.22】
問題文:50代男性。自己検脈にて脈が飛ぶ感じで受診。正しいものを2つ選べ。

所見 :P波の異なる波形に途中から変わる(RR間隔もそれぞれで異なる)、P波の先行する期外収縮あり。

選択肢:①ペースメーカー移動 ②心房期外収縮 ③ ④ ⑤

回答 :①と②
 
 
【No.23】
問題文:40代女性。心電図所見から正しいものを1つ選べ。

所見 :12誘導心電図、右軸偏位、右脚ブロック、不連続T波、特に左房負荷所見はなし。

選択肢:①ASD ②VSD ③MS ④MR ⑤僧帽弁逸脱症

回答 :①
 
 
【No.24】
問題文:38歳男性。めまい、ふらつき、動悸などの症状あり。不整脈出現時と正常時の心電図から最も考えられるものを1つ選べ。

<不整脈出現時>:wide QRS regular tachycardia、Capture beatあり、房室乖離。
<正常時>:Capture beat時と同様の波形。

選択肢:①VT ②AF ③AVNRT ④AVRT ⑤

回答 :①
 
 
【No.25】
問題文:意識消失発作を起こした患者の心電図。最も考えられるものを1つ選べ。

所見 :12誘導心電図、J波あり。

選択肢:①早期再分極 ②Brugada症候群 ③QT延長 ④ ⑤

回答 :①
 
 
【No.26】
問題文:動悸を主訴に受診した患者の心電図で正しいものを1つ選べ。

所見 :12誘導心電図、一定のP波で心室ペーシングが時々入っている。

選択肢:①洞調律+心室ペーシング ②AT+心室ペーシング ③AF+心室ペーシング ④変行伝導 ⑤

回答 :②
 
 
【No.27】
問題文:心電図所見から正しいものを2つ選べ。

所見 :12誘導心電図、心房細動、不規則なwide QRS。

選択肢:①心房細動 ②心室期外収縮 ③ST上昇 ④ST低下 ⑤デルタ波

回答 :①と⑤
 
 
【No.28】
問題文:持続する動悸症状を自覚して受診。来院時の心電図で正しいものを1つ選べ。

所見 :12誘導心電図、RR整、narrow QRS、V1で異所性P > QRS。

選択肢:①洞調律 ②房室接合部調律 ③心房頻拍 ④心房細動 ⑤発作性上室頻拍

回答 :②
 
 
【No.29】
問題文:初期症状として感冒があり数時間後に胸痛症状が出現。心電図初見で正しいものを1つ選べ。

所見 :洞調律、広範囲のST上昇、スポディック徴候あり、特にV6でST部×4 > T波高の典型的な心膜炎の心電図。

選択肢:①急性前壁中隔梗塞 ②心尖部肥大型心筋症 ③急性心膜炎 ④ ⑤

回答 :③
 
 
【No.30】
問題文:30代男性。動悸発作を自覚し来院。心電図所見として正しいものを1つ選べ。

所見 :12誘導心電図、デルタ波、PAC2段脈、明らかなイプシロン波なし。

選択肢:①心室期外収縮 ②心房期外収縮+デルタ波 ③イプシロン波 ④完全房室ブロック ⑤

回答 :②
 
 
【No.31】
問題文:若い男性。薬物負荷試験でwide QRS tachycardiaの心電図を記録した。頻脈の起源として正しいものを1つ選べ。

所見 :12誘導心電図、VT、左脚ブロック型、Ⅱ,Ⅲ,aVFで下方軸。

選択肢:①右室流出路 ②右室心尖部 ③左室心尖部 ④上室性頻拍 ⑤

回答 :①
 
 
【No.32】
問題文:39歳男性。入浴後に動悸を自覚した。 正しいものを2つ選べ。
 
所見 :12誘導心電図、偽性心室頻拍の心電図。

選択肢:①心房細動 ②WPW症候群 ③心室頻拍 ④変行伝導 ⑤心房頻拍 

回答 :①と②
 
 
【No.33】
問題文:高齢者の胸痛の心電図を示す。心筋梗塞の責任血管で最も考えられるものを1つ選べ。

所見 :12誘導心電図、洞調律、aVRでST上昇、aVLでもややST上昇、他の誘導でST低下。

選択肢:①左冠動脈主幹部 ②左前下行枝近位部 ③左前下行枝遠位部 ④右冠動脈 ⑤左回旋枝

回答 :①
 
 
【No.34】
問題文:胸痛で受診。心電図から正しいものを1つ選べ。

所見 :12誘導心電図、洞調律、Ⅱ,Ⅲ,aVFでST上昇、Ⅲ>ⅡのST上昇、ⅠLでST低下(鏡像変化)、V1〜V3でST低下、異常Q波、など。

選択肢:①急性下壁梗塞 ②急性側壁梗塞 ③急性前壁中隔梗塞 ④急性高位側壁梗塞 ⑤急性広範囲前壁梗塞

回答 :①
 
 
【No.35】
問題文:胸部不快感とめまいを自覚し受診した。誤っているものを1つ選べ。

所見 :12誘導心電図、洞調律、QT延長、T波交互脈、など。

選択肢:①洞調律 ②正常軸 ③QT延長 ④T波交互脈 ⑤Coved型ST上昇

回答 :⑤
 
 
【No.36】
問題文:68歳女性。口論の後に胸部不快感を自覚。症状発生時と2日後の心電図を示す。最も疑われるものを1つ選べ。

<発症時>:洞調律、広範囲ST上昇、V1不変、aVRでST低下。

<2日後> :洞調律、V3〜V6でGNT、QT延長(V1不変、aVR陰性T波)、Ⅰ,Ⅱで陰性T波。

選択肢:①急性肺塞栓 ②急性前壁心筋梗塞 ③心膜炎 ④心尖部肥大型心筋症 ⑤たこつぼ症候群

回答 :⑤
 
 
【No.37】
問題文:心電図初見で正しいものを1つ選べ。

所見 :12誘導心電図、V1でデルタ(ー)、C型ケント、aVFでデルタ(+)、ⅢでR>S、Ⅱで(+)。

選択肢:①左側壁 ②左後壁 ③右側壁 ④前中隔 ⑤後中隔

回答 :④

【No.38】
問題文:心電図初見で正しいものを2つ選べ。

所見 :時相の違う四肢誘導と胸部誘導の波形が提示されている、四肢誘導は完全房室ブロックで房室接合部調律、胸部誘導は洞性P波はあるが、それが2回に1回くらい順行性のケントを降りてデルタ波を醸し出したQRS。

選択肢:①洞調律 ②心房期外収縮 ③デルタ波 ④完全房室ブロック ⑤

回答 :③と④
 
 

最後に

 
繰り返しになりますが、上記の過去問の再現は試験後の記憶を元にまとめたものになります。

間違っている回答もあるかも知れません。

ここに書いた心電図所見は、結局は自分で読み解かなければならないので、試験勉強をする際にはとにかく多くの心電図波形を見て勉強することをオススメします。
 
 
また、ここまで過去問をまとめられたのは私個人の記憶ではなく、DISCORDと言う心電図のコミュニティで出会った方達の情報提供によるものです。

DISCORDには過去問の作成以外にも模擬問題や質疑応答のトークルームもありますので、興味のある方は是非参加してみて下さい!

ツイッターにて、管理人のいぬさんという方に参加の意思をDMすると入会させて貰えます。
 
 
さらに今回のこの過去問をまとめるに当たり、YouTubeの心電図マイスターチャンネルさんの解説も参考にさせて頂きました。

このチャンネルでは検定直後に実際に出題された問題の解説もされているので、この記事と併せて見て頂ければさらに良い試験対策が出来ると思います。
 

日本不整脈心電学会 心電図検定委員会(著,編集)
 
 
最後まで読んで下さってありがとうございます!うまく説明できていましたか?参考になった場合は「いいね!」「シェア」「ツイート」などで教えてください!


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