ME１種試験は、毎年合格率が20〜30%程度となっている難関試験です。
試験までに十分対策をたてて備えることは大切ですが、問題の解き方・試験の受け方には少しコツがあると思います。
ここでは私が実際に猛勉強して試験に合格する事ができた時の、問題の解き方や試験の受け方を紹介します。
目次
ME1種試験の合格率
ME1種試験は、臨床工学士にとっては言わずと知れた難関試験です。
その合格率は低く、毎年20〜30%程度に維持されています。
過去10年分の合格率をまとめてみます。
・第25回試験 合格率：36.9%
・第24回試験 合格率：27.7%
・第23回試験 合格率：28.3%
・第22回試験 合格率：22.4％
・第21回試験 合格率：20.6%
・第20回試験 合格率：29.1%
・第19回試験 合格率：25.5%
・第18回試験 合格率：25.0％
・第17回試験 合格率：24.2%
・第16回試験 合格率：21.7%
・第15回試験 合格率：23.6%
確かに合格率は、毎年20〜30%です。
第25回試験に関しては飛び抜けて合格率が良い様です。
理由はわかりませんが、多くの試験合格者が出る事は喜ばしい事です。
ME1種試験 午前の部
まずは計算系の問題から解いていきます。
計算問題対策をしっかりやっていればむしろここが点の取りやすいポイントです。
スッキリとした答えが出なかった問題や過去問にもなかった初めて見る様な問題は飛ばしましょう。
午前はそれなりに時間があります。
なので、計算系→暗記系→飛ばした問題＆見直し の手順で進めていきます。
計算問題は、選択問題は少なく、ほとんどが答えを直接解答用紙に記入するスタイルです。
答えは小数点第◯位まで答えよ。と指示があるので見落とさないようにしましょう。
計算が合っていても、この指示を見逃してしまい外してしまうと悔やんでも悔やみきれません。
ME1種試験 午後の部
まずは小論文から片付けることをオススメします。
ポイントは、下書きはせず思いついたことからどんどん書くことです。
800字は書かないと0点になってしまいますが、とりあえず何か書いておけば思った以上に点は貰えるはずです。
私は小論文を最後に残してしまい、小論文にあてる時間があまりなく、急いで書いた上に誤字脱字もあったはずです。
それでも30点中20点は貰えていました。
選択問題では自分の得意な問題を選択して結構ですが、透析の計算問題は外せません。
やはり計算問題は答えがハッキリする上、過去問をしっかりやっておけば確実に点が取れます。
ME1種試験は部分合格していても午前・午後両方受験する
私からは、どちらか部分合格をしている人であっても、午前・午後の両方を受験するという作戦をオススメします。
理由は、両方受験していれば総合合格も狙えるからです。
コレどういう事なのかと言うと、前回の試験で部合格をしていると、今回の試験では部分不合格だった方の部で6割正解出来なければなりません。
しかしどちらも受験できれば、仮に午前の部が4割程度の正解でも、午後の部で8割正解していれば総合合格をとれるチャンスがあります。
点数の低い午前の部を午後の点数で補ってくれてくれます。逆もまたしかり。
「せっかく部分合格しているのに午前午後も受験して、そんなに広い範囲を勉強する時間なんてない」という方、非常に気持はわかります。
ですが本当に合格したいのなら、とりあえず両方で願書を出しておいて良いと思います。
もしかすると、その受験年は第25回試験の様に合格率が飛び抜けて高い年かも知れません。
それにどんなに片方の勉強をやっていても、不安は残ります。
総合合格の可能性を残しておくだけで精神的にはかなり違ってきますよ。
最後に
今年受験される方、頑張ってください。応援しています。
ME１種に合格すると就活の大きな武器になりますし、すで業務を行っている方にとっては仕事のモチベーションアップに繋がります。
▼試験までの勉強法や過去問の活用法については以下で紹介しています。
※この記事は2017年2月6日に書きました。
午前0点でも午後にいい点取れたら部分合格狙えますか？
たに さん
部分合格は狙えます。たとえ午前・午後のどちらかが０点であっても、どちらかが６割程度（不適切問題の除外や平均点などから変動があるようです）取れていれば部分合格できます。