【臨床工学技士の仕事や業務内容】機器管理業務と臨床業務について

 
臨床工学技士の仕事内容について、私の総合病院勤務での経験を交えて紹介します。

臨床工学技士は病院内ではメディカルエンジニアということでMEさんと呼ばれます。

総合病院でのMEの仕事は主に機器管理業務と臨床業務に分かれます。

 
 

機器管理業務

機器の中央管理を行っている病院では、院内にある機械は中央機器管理室で貸出・返却を行います。

各病棟から返却されてきた機器は清掃・使用後点検を行い、また貸し出されて行きます。

破損があった場合は修理も行います。

また機器一つ一つの定期点検の時期もしっかり把握してあるので、その時期を迎えた機器に関しては通常の点検とは違った定期点検を行います。

月曜日は土日に貸し出した機器が一気に返却されてくるので、これらの機器を使用後点検としてさばいていくだけでほとんど1日を費やしてしまう事もあります。
 
 

臨床業務

 
主なものに透析業務と手術室業務、集中治療室業務があります。

透析業務は透析室で透析の導入〜回収・点検を行い、手術室業務では内視鏡や人工心肺装置の操作・準備・点検を行います。

最後に集中治療業務ですが、ここでは主に人工呼吸器や補助循環装置の準備・操作・点検を行います。

他にも小さなものから大きなものまで様々な機器があるので、それらの準備や点検も行わなければなりません。

それぞれの部署に専属のMEさんがいるのか、ローテーションを行っているのかは施設によって違いますが、どの部署のMEさんもたいてい忙しくしています。

臨床業務は確かに忙しいのですが、その分やりがいも感じやすく、スキルアップの望める業務だと思います。
 
 

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