【過去問だけじゃダメ!】ME1種試験 合格の為の勉強法とネットの活用

ME1種,勉強法,過去問

 
ME1種の講習会受付が開始されました。

ME1種試験は合格率20〜30%ほどの難関試験で、普通に過去問を解くだけでは合格は厳しいです。

この試験に合格する為の勉強法は多くのサイトで紹介されていると思います。

ここでは、私がかつて実践して合格できた勉強法について、体験談を交えて紹介したいと思います。

目次

ME1種試験とは

正式名称、第1種ME技術実力検定試験は、病院などの施設で医療機器、介護・福祉機器およびそれらのシステム(以下、ME機器)の使用や保守・安全管理など、機器関係の総合管理をされている方、会社等でME機器機器の研究・開発、生産、販売、保守などを担当されている方などを対象としてその技術力や指導力を学会が検定するもの。

とされています。

その試験は難関で、毎年20〜30%程度の合格率となっています。

この試験に合格し、2年以上の実務経験のある者は、臨床ME専門認定士として申請する事が可能となります。
 
 

まずはME1種の過去問を解きまくりました。

初っ端から「過去問だけじゃダメ!」と言い切ってはいるもの、やはりME1種の過去問を説かずして合格は望めません。

私は過去問5年分を用意しました。

そして、全ての問題を分野別に分けて解きまくりました。

その分野とは、計算系の問題なら例えば化学、ドップラー、モーメント、ベルヌーイ、熱、電気…。

第21回〜第17回の過去問(5年分)で毎年どの分野も2〜3問は出題されているので、今挙げた化学やドップラーなどの問題を、それぞれ3×5年分で15問ずつは練習する事が出来ます。

ME1種,過去問
<※勉強ノートの一部 公開>

「今週は化学の問題だけを5年分(15問)やる!」と決めて解きまくります。

「次の週はドップラーの問題だけを5年分!」

「その次の週はモーメント5年分!」と言った具合です。
 
 
計算系の問題では、よく使う式や決まりごとをノートに書いてまとめておきます。

各分野の問題を5年分も解けば、同じ式を使って解ける問題や引っ掛けの部分も似たようなところが見つかるので、繰り返し繰り返し解くことで、確実に解き方が頭と指に叩き込まれます。

過去問の問題を見ただけで式と答えが浮かんでくるようになるまで解き続けることが大切です。

この段階までくると、暗記系の問題よりも計算系の問題の方が点を取りやすいことに気がついてきます。
 
 

ME1種の過去問解説で分からない内容はネットで調べました。

ME1種の過去問集の解説は正直、薄すぎます。

そう思いませんか?

この程度の事、「分かってて当然」という意図があるのかは分かりませんが、私のレベルでは載っている解説だけでは到底理解できない問題がたくさんありました。

「分からない問題が分からないまま!誰か教えてくれ!(泣)」と何度思ったことか。
 
 
そこでとった方法は、ネットで調べるでした。

物理や電気の問題・法則は、ネットで調べてみると意外に似たような問題があり、しかも詳しい解説付きです。

私は過去問の解説と、ネットに転がっていた解説を真剣に読み、それぞれの解説の省かれている部分を補い合いながら時間はかかりましたが、それでも確実に解決していきました。

過去問の解説だけで納得できなかった問題があれば、ダメ元でもネットで調べてみて下さい。

意外な突破口が見つかるかも知れませんよ。
 
 

ME1種だけでなく、2種のテキストや過去問集を活用しました。

計算系の問題は、上記の様な方法で勉強していきました。

次にやらなければならないのは暗記系の問題です。

暗記系の問題は、ME1種の過去問を一通り解いてもらうと分かると思うのですが、実は基礎的な問題が多かったりします。

そこで役に立つのがME2種のテキストと過去問集です。

ME1種,過去問
<※何度もページをめくり過ぎてボロボロです。>

このテキストは各分野ごとについてよくまとめてあります。

さらに説明に加え過去問の数が豊富で、これも解きまくる事でいいトレーニングになります。
 
 
暗記系の問題も分野ごとにまとめたノートを作成し、大切だと思うワードは問題を見つけてきて何度も解き続けました。

もちろん計算系の過去問も豊富にあるので、これで練習しない手はありません。

ME1種,過去問
<※暗記系の過去問まとめの目次>
<※21-20とは「第20回の問題番号20」を意味しています。>
 

ME1種 講習会テキストを読み始めたのは試験1ヶ月前。

私はME1種講習会テキストを、試験1ヶ月前くらいからキチンと読み始めました。

それまでは過去問と2種テキストで問題を解き用語をまとめていましたが、試験1ヶ月前にもなると5年分の答えはほぼ覚えてしまっていました。

正直もうやる事がなくなっていましたね(笑)

しかし、漠然と不安だけが残っています。

そこでラストスパートにと用いたのがME1種講習会テキストです。
 
 
試験中、暗記系の問題の選択肢を読んでいく中で全く知らないキーワードが出てくると軽くパニックになりますよね。

「今まで(過去問で)そんなこと聞いてきたことなんか無かったじゃん!」と、思わず悲しくも怒りのツッコミを入れそうになります。

試験中なのでどうしようもないのですが...。

講習会テキストには2種テキストや過去問にも出てきていない内容も書かれているので、一通り目を通しておくとこの様な全く知らないワードに出くわすという危険を回避できます。
 

 

最後に

 
以上が、私が取り組んだME1種の勉強法でした。

計算系の問題では小数点第◯位まで答えよ、と問われる問題がありこれを間違うと非常にもったいないです。

計算系の問題には選択肢はありません。

過去問でトレーニングをする時は、解答の答え方までしっかり対策しておいて下さい。

 
 


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください