先日「世界一受けたい授業」でも紹介されていた、
阿川佐和子・大塚宣夫著の看る力という本を読みました。
今の日本はあらゆる面において、ひと昔前とは違った考え方・生き方があると思います。
そんな世の中だからこそ、そんな世の中に対応した介護について考える事ができたので、
私からもこの本の魅力について紹介します。
目次
読みやすい!
まずはこの本の読みやすさから。
この本は初めから最後まで阿川先生と大塚先生の対話形式で読み進めていくことが出来ました。
ページ数も約200ページと短編ながらも、今後について考えさせられる内容が多く、
読んでいる間、濃い時間を過ごせた感覚を得ました。
今の世の中
今の日本はひと昔前とは違います。
高齢者の数が多い、夫婦の共働きが多い、介護士の数が少ない(相対的に足りていない)
などが思いつきます。
しかしマイナスの事ばかりでもなく、家電製品の便利化、オール電化などの技術も進んできています。
つまり現代では介護を必要とする高齢者も、
実は一人でも暮らしていける時代が来ていると改めて気付かされました。
もちろん本当に介護が必要な方はおられます。
しかしこの本の著者の阿川先生のお母様は認知症を発症しておられますが、
一人暮らしをされています。
そんなお母様とどの様に接し、正しい介護、理想の老後を送るのか、そのヒントがこの本には詰まっています。
ハッとした言葉
ここで、私が読みながら「なるほど」と思った言葉をいくつか...。
・孤独死でなにが悪い
・後ろめたさをもつ
・「わが親を 人に預けて ボランティア」
・「家事を出すんじゃないか」は余計なお世話
意外にも、いままでの自分の中にはなかった考え方です。
しかし、この本を読み進めていく間にこれらの言葉を肯定して考えられる自分になっていました。
ひと昔前までは当たり前だったことが、現代ではそうでなくなってきていると思える様になりました。
私自身もまもなく高齢者となる両親がいます。
そして自分自身もいつかは高齢者になるわけですから、
介護とはすべての人がいつかは直面する問題であると思います。
だからこそこの本はすべての人にオススメできる一冊と思います。是非一度読んでみてください!
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