呼吸療法認定士 試験勉強ラストスパート〜絶対に外せない問題〜

呼吸療法認定士 試験勉強ラストスパート〜絶対に外せない問題〜

3学会合同呼吸療法認定士 認定試験まで1ヶ月を切りました。皆さん試験勉強は進んでいるでしょうか?今回は最後の復習として絶対に外せない問題をピックアップしていきます。例題も載せているので、是非挑戦してみて下さい。

絶対に外せない問題①計算問題

試験において絶対に外せない問題、それはズバリ計算問題です。選択問題は暗記モノが多い上に、設問の微妙な言い回しで回答を迷う問題があります。しかし計算問題に関しては解き方さえ覚えていれば、確実に点を稼ぐことができます。さらに呼吸療法認定試験に出る計算問題は、実はあまり引っ掛けの要素がないので、計算を間違えなければスムーズに回答を導き出す事が出来ます。
 
 
例題1【動脈血酸素含量を計算する問題】
SaO2:100%、PaO2:100mmHg、ヘモグロビン:10g/dLの時の動脈血酸素含量はいくらか
動脈血酸素含量=結合酸素+溶存酸素
       =(1.34×Hb×SaO2)+(PaO2×0.003)
       =13.7mL/dL
 
※ ヘモグロビンは1gあたり1.34mLの酸素と結合できる 1.34は丸暗記
※ 0.003は溶存酸素の溶解度であるため0.003も覚えておく
 
 
 
 
例題2【換気回数とPaCO2の問題】
1回換気量400mL、換気回数10回の設定で人工呼吸管理中の患者がいて、PaO2の値が60mmHgであった。換気回数をいくらに変更すればPaCO2が40mmHgになるか
 
分時換気量×PaCO2=変更後分時換気量×目標PaCO2
(400×10)×60=(400×X)×40
X=15回
 
 
 
 
例題3【A-aDO2を求める問題】
次の条件の場合のA-aDO2を計算せよ
1回換気量:500mL、換気回数:12回、FiO2:60%、pH:7.35、PaO2:75mmHg、PaCO2:50mmHg
 
A-aDO2=肺胞気酸素分圧—動脈血酸素分圧で求める事が出来ます。
A-aDO2=PAO2—PaO2
PAO2=FiO2×(760-47)—PaCO2/0.8
   =(0.6×713)—(50÷0.8)
   =427.8—62.5
   =365.3
A-aDO2=365.3—75
    =290.3
 
※ (760-47)は大気圧下での飽和水蒸気量を引いたものであるので丸暗記しておく
※ 0.8は呼吸商であるので丸暗記しておく
※ A-aDO2についての解説はコチラの記事を参照
 
 
 
 
例題4【動肺・静肺コンプライアンスと気道抵抗の計算】
1回換気量:500mL、ピーク圧:25cmH2O、プラト圧:15cmH2O、PEEP:5cmH2O、吸気流速:0.8L/secの場合、静肺コンプライアンス、動肺コンプライアンスはそれぞれいくらか
また気道抵抗はいくらか
 
静肺コンプライアンス=1回換気量÷(プラト圧−PEEP)
          =500÷(15-5)
          =50mL/cmH2O
 
 
動肺コンプライアンス=1回換気量÷(ピーク圧—PEEP)
          =500÷(25-5)
          =25mL/cmH2O
 
 
気道抵抗=(ピーク圧—プラト圧)÷吸気流速
    =(25-15)÷0.8
    =12.5cmH2O/L/sec
 
 
 
 

絶対に外せない問題②波形問題

波形をみて回答を選ぶ問題も絶対に外せません。一度覚えてしまえば、試験直前に見直すだけでOKです。
特に重要な図形は
①スパイロメーターの肺気量分画図

 
 
②フローボリューム曲線

 
 
この2つの波形は必ず覚えておきましょう。スパイロメーターの波形は英語での表記も覚えておいた方がいいと思います。前回の投稿にも勉強法・例題を載せてあるので、是非チェックしてみて下さい。
・3学会合同呼吸療法認定士 合格の為の勉強法と問題集の活用
・3学会合同呼吸療法認定士 申込みから資格取得までの手順を解説
 
 


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